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残暑続く


セッカ (スズメ目ウグイス科/Fan-tailed Warbler)
海辺の湛水田を巡回。オバシギが1羽。砂浜以外で見るオバシギは、初見で識
別に少し戸惑う。車外に出ると、飛び立つことなく少し離れた水たまりに落ち
着いた。日曜の朝の浜の様子*。少し波があって、海にはサーファー、浜には
キス釣がズラッと並んだ。一群れが海上を飛んだ以外、シギチは観察できず。

この週末、稲刈りがずいぶん進んだ。収穫を待つ田んぼ、稲穂の中で鳥が動い
た。スズメではなくセッカだろうと期待してレンズを構える。ほどなく穂先に
出てきたのはセッカだった。捉えたバッタをくわえなおした。(トップ写真)
田んぼではおなじみなのに、なかなか写真を撮らせてくれない鳥。

出石川河川敷のヤナギにはホトトギスと思われるトケンが1羽、移動中の休憩
をとっていた。警戒心が強く寄せてくれなかった。

百合地巣塔の下では、Kさんが稲刈りを始めていた。刈田にはコウノトリ父子餌をねだるヒナ。もったい付けた後で親鳥は吐き戻しを行い、たぶん給餌のも
のと思われる魚をヒナに与えた。自立までには、あとしばらく時間が必要なよ
うだ。

海でも平地でも目ぼしい相手を見つけられず、中途半端な時期の山を走ってみ
ることにした。ナラ枯れの目立つエリアがある。林道脇のミズナラ*もすっか
り蝕まれていた。木の又には膨大な木屑が溜まっていた。

秋の花を見ながら林道ドライブ。
フシグロセンノウ*ツリフネソウ*オタカラコウ*

別宮の大カツラ*で清水を汲んでお土産にする。棚田*の稲刈りも進み、氷ノ山
の風景もこれから秋へと向かう。

盆地に戻ると野焼き*が行われていた。南の空*は秋の雲が出ているが、この日
の蒸し暑さは秋にはほど遠い。年配の女性*が火のお守りをしていた。背景の
陽炎が面白いのでレンズを向ける。ハシボソガラスがカエルを潰しているのを、
香ばしい匂いに包まれながら撮って上がりとする。

【撮影データ】 11-12/Sep/10 D90+VR300F2.8x1.4,*SIGMA10mmFE