9月最初の週末、あちこちで稲刈りが始まった。暑さは一向に衰える気配がな く、その中での農作業は堪える。六方田んぼのアンテナ塔にオオタカ幼鳥を見 つけた。毎年この時期になると、独り立ちしたオオタカの幼鳥が田んぼに出て きて狩を始めるのだ。 雨が降らず水量の減った出石川では、コウノトリとダイサギが魚を採っていた。 ダイサギは目視で捉えた小魚を一瞬にして捕まえるが、触覚に頼るコウノトリ の餌採りは相変わらず効率が悪い。 稲刈りの終わった田んぼに、農機のメカニックなフォルムが格好いい。 容赦のない陽射しが照りつける。 午後遅く、六方田んぼの北端で飛んだ黒っぽいサギ。一目でササゴイと分かっ た。車を下りて逃げて行くササゴイにシャッターを切る。大トリミングで切り 出すとササゴイの特徴がよく出ていた。2003年以来、7年ぶりの観察になる。 海の様子も記録しておく。 海辺の湛水田にはアオアシシギとトウネンが1羽ずつ。車を停めるとすぐに立っ てしまった。外海は台風のうねりが出てサーフ天国。沢山のサーファーが繰り 出していた。メダイチドリが目に入ったくらい。 翌日の箱石海岸はすっかり波も落ちて静けさを取り戻した。 トウネン、メダイチドリ、シロチドリがパラパラといた程度。 【撮影データ】 04-05/Sep/10 D90+VR300F2.8 |