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夜遊び解禁


コゲチャオニグモ幼 (コガネグモ科)
朝は林道を辿る。ヒヨドリバナが開花し、アサギマダラ*が沢山寄っている。
ヒョウモンも増えてきた。これはオオウラギンスジヒョウモン*トラフシジミ*も目だつ。ヒヨドリバナの蝶以外には成果なく下山。

その夜、仲間を誘ってこの夏最初の夜遊び。相変わらず、盛りだくさんの夜の
フィールド。いつまでも気温が下がらずにムッとした空気と、夜露に曝された
皮膚で疲労感が増す。

鳥糞系はメンバー勢ぞろい。まだ、いずれも未成熟で小さい。
トリノフンダマシ
オオトリノフンダマシ
シロオビトリノフンダマシ
アカイロトリノフンダマシ

オニグモ系は出が悪い。この夜一番多かったのがヌサオニグモだった。
ヤマシロオニグモ
コゲチャオニグモ
ヌサオニグモ
ビジョオニグモ
アオオニグモ

その他、レンズを向けたもの。
サツマノミダマシ
シロカネイソウロウグモ
ジョロウグモ幼

さて、このフィールドのハイライト、ムツトゲイセキグモ。先日のNHK番組
「ダーウィンが来た」でも取り上げられて、少しメジャーな存在になってきた。
まだ未成熟で小さいが、この夜だけで7個体を数えた。3ツ玉を下げたもの、
4ツ玉をぶら下げたもの。成熟個体の狩の場面を撮影する目標を立てているの
で、今回は個体数の把握に留める。どれだけの個体が生き残ってくれるだろう。

クモ以外ではコスズメの交尾シーンと、シャチホコガ幼虫のエイリアンポーズ
を撮影した。赤い月が東の山の端から上がって、0時過ぎに観察終了。

【撮影データ】 31/Jul/10 D90+SP90MACRO,*VR300F2.8