鳥は子育てを終え、ヒナは巣立ちの季節を迎えた。職場構内でも、ヒヨドリの 巣立ち雛が親鳥にサポートされながら独り立ちのプロセスに入っている。森に 入ると子育てを終えたらしいサンコウチョウが、控えめにホイホイと鳴いた。 田んぼの稲は日ごとに伸びている。すでに親と変わらないほどの成長したヒナ を守って、ケリの親がそばに付いていた。カルガモは成鳥も若鳥も区別がつか ない。湿地ではクサシギが1羽、縁に沿って餌を漁っていた。 ほとんど鳥が巣立ってゆく夏、百合地巣塔のコウノトリのヒナにはまだ1ヶ月 の時間がある。3羽の二番雛はすっかり成長して、親は巣を空けるようになっ た。手狭になった巣を、親鳥はそばの電柱の上から監視している。 【撮影データ】 25/Jul/10 D90+VR300F2.8 |