大雨の予報に反し、時おり青空も出る天気となった。この週末、山行きは諦め ていたが予定を変更して林道を辿る。雨上がりに佇むのはルリシジミ。 深い谷からアカショウビンの声が聞こえてくる。近くでアオバトが鳴く。トケ ンが鳴く。オオルリ、キビタキ、クロツグミ、コルリが鳴く。耳は楽しませて くれるが、鳥の姿が見えない。 カーブを曲がると、5頭のシカが大慌てで斜面を上がっていった。こいつのお かげで、林道沿いに咲いていたササユリはすっかり消えてしまった。しばらく 行くと、30m先に単独のシカが立っていた。(トップ写真) 昨年生まれの 若いオスである。こちらを睨んだ後逃げていった。 鳥は諦めてチョウに注目を移すが、大したものはいない。スジグロチョウ。 北上中のアサギマダラが目立ちだした。フワフワと優雅に飛ぶ姿を撮るのは簡 単そうに見えて難しい。なんとか撮った飛びものアサギマダラ。 下山時、麓の電線にホトトギスが止まっていた。見ていると、農道に飛び降り て虫かカエルを捕まえた。4種のトケン類の中では、最も人に近いところで生 活するのがホトトギス。聞きなしは「特許許可局」。 【撮影データ】 19/Jun/10 美方郡 D90+VR300F2.8 |