六方川に架かる農道橋の下でイワツバメが巣作りの最中である。単独の巣では なく団地状に複数ペアの巣が集合する。ペア同士が協力しながら、大きな団地 をこしらえてゆく。こちらは基礎作りの段階。垂直のコンクリート壁に、泥だ けで巣を固定するのだから大したものだ。 身近な鳥だけに、イワツバメのまともな写真を撮っていない。少し頑張ってみ ることにしたが、満足の結果は得られなかった。こんなのやこんなのはまだま しな方。トップ写真が何とかピンが来た唯一のカットだが、イワツバメの特徴 が分かりにくい。 橋の下の泥を集めるときがチャンス。イワツバメ、毛脚であることに改めて意 識が向いた。飛び立ちものはピンが甘い。 今後のイワツバメ団地の推移を、ときどき覗いてみることにしよう。 神社杜をチェック。キビタキが一度愛想を振りまいてくれただけ。 飛んで木の上に止まり、すぐに視界から消えてしまった。 円山川の河原をチェック。目当ての鳥は見当たらず。河原の花を何枚か。 ナガミヒナゲシ、ゴマギ、ツルニチニチソウ、オドリコソウ 夕方近くの六方田んぼ百合地、タシギが近くにいた。アオアシシギが3羽。 巣塔の観察を続けるKさんとしばらくコウノトリを見る。メスがオスに体を寄 せているところだが、このときは交尾には到らなかった。子を失ったばかりの ペアだが2次繁殖の兆候が見られ、期待が高まっている。 夕暮れが近づくとツバメが次々にやってきては湛水田で水を啜る。高速飛行の 小さなツバメをしっかり捉えるのは至難の技である。気持ちが向けば、その都 度トライしてみたい課題である。 【撮影データ】 05/May/10 豊岡盆地 D90+VR300F2.8 |