盆地上空は西に青空も見え始めていたが、峠を越えて海に出ると小雨がパラつ いていた。湾内にはスズガモの群れが残っているのと、夏羽移行中でみすぼら しいハジロカイツブリが潜っているくらい。 田んぼの湿地ではコチドリが採餌中。片足を前に出し、小刻みに震わせて餌を 追い出すやり方だ。ノビタキは渡りのピークにあたっているようだ。あちこち で姿を見た。 1枚の湛水田にセイタカシギが入っていた。ダイゼンもいて、一緒に行動中。 やがて雨が止むと冬鳥のタゲリ、ツグミも餌採りに交じった。このセイタカシ ギ、オスの若鳥のようだ。ローアングルから図鑑写真を。 外海に出ると風がきつい。波打ち際にオバシギとダイゼンがいた。距離を縮め るとオバシギが飛び立ち、ダイゼン(右)も飛んだ。 岩場周辺ではイソシギ、イソヒヨドリ。夏羽のシロチドリが目の前を小走りに 駆けて行った。オバシギは3羽の群れで確認。 くちばしの長いのが2羽いた。ホウロクシギ(左)とチュウシャクシギ(右)。 並べてみると随分と大きさが違うものだ。相変わらず警戒が強く、相当な距離 があってもこちらが動くと飛んでしまう。ダイゼンも釣られて飛んだ。 海に向かって飛ぶホウロクシギ。 こちらの海は飛来数は多くないが、シギチの春の渡りがこれからしばらく続く。 【撮影データ】 17/Apr/10 京丹後市 D90+VR300F2.8 |