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海でホウロクシギ

ホウロクシギ
ホウロクシギ (チドリ目シギ科/Far Eastern Curlew)
シギチの春の渡りシーズンを迎えた。しばらく海通いが続く。外海の岩場に隠
れているハマシギを確認。砂浜にはシロチドリを見つけた。
目覚めたニホントカゲが砂の上をくねって逃げて行った。

オオハムが波打ち際まで寄って来ていた。近寄ると波を越えてゆっくり遠ざかっ
てゆく。ノンビリ浮かぶオオハムは早春の海に似つかわしい。

そんなオオハムを見ていたら、東から突然ホウロクシギが現れた。目で追うと
別の1羽が合流して浜に下りた。磯遊びの親子が近づいて飛び立ち、離れた岩
場で観察する私の頭上をかすめて、再び浜に着陸した。

長くしゃくれたくちばしを砂の中に深く突っ込んで餌を探す。表面の餌を採る
のにくちばしが邪魔になると見えて、こんな風に首を180度ひねって餌を捕
まえる仕草を見せた。

波打ち際に佇むホウロクシギ、くちばしが印象的である。
海に浮かぶオオハム越しのホウロクシギを記念撮影。

さて、カラスがつついていたものが気になって確認に行った。打ち上げられた
長い魚の正体はタチウオのようである。は崩れて判別できない。
竹野スノーケルセンターによれば、今年はテンガイハタの漂着が目立つという。
リュウグウウノツカイという深海魚も時々上がる。この写真で同定できるかな?

【撮影データ】 20/Mar/10 豊岡市 D90+VR300F2.8