家から出てすぐの田んぼに3羽のマガンが来ていた。コハクチョウと一緒のと きは警戒を弱めていたが、マガンだけのグループは警戒が強い。車を寄せると すぐに飛んでしまった。出石川の工事現場にはノスリ。この個体は最近ここを 見張り場に使っている。 山の様子を見にゆくが成果なし。そのまま山越えで竹野の谷を下る。中流の淵 でオシドリを見つけた。♂4羽♀4羽のグループは、それぞれ番を形成してい るのかも知れない。レンズを向けると隠れるように淵のへりに沿って逃げてゆ く。現場では気づかなかったが大きな魚影がオシドリの下を泳いでいた。鯉だ。 8羽のオシドリはそのまま上流へゆっくり移動して行った。 この流域にはカワアイサも常駐している。車を停めるとすぐに逃げ出す愛想の なさはいつもどおり。ヤマセミの♀が短い時間、モデルになってくれた。 下流域ではモズ、アオサギなどにレンズを向ける。モズは歌真似で鳥を呼んで おり、河原のウグイスは下手な囀りを始めていた。電気柵の張られた河原の農 地にはヌートリアが我が物顔で野菜を食べていた。 最も厳しい冬の季節に、拍子抜けするほどヌルい週末であった。 【撮影データ】 31/Jan/10 豊岡市 D90+VR300F2.8(x1.4) |