ビニルハウス周辺を縄張りにするチョウゲンボウを、雪山を背景にワンカット。 伊豆地区の湛水田に近づいたとき、コォコォの声で空を見上げた。北から編隊 を組んでやってきたのは13羽のコハクチョウと3羽のマガン。コハクチョウ は湛水田に直接下りたが、マガンは下りる場所を探しながらしばらく旋回を続 けていた。畦の上に3羽マガンと、背景にコハクチョウが見える。 ほどなくマガンが北に飛んだので追跡。餌場に下りているのを見つけて観察し ているうちに、13羽のコハクチョウもこちらにやってマガンと合流した。 最初は警戒されて少し飛んだりもしたが、すぐに採餌に集中し始めた。 六方田んぼのランドマークともいえるJAのカントリーエレベータを背景に、 コハクチョウとマガン。コハクチョウの群れに囲まれると、時々マガンはくち ばしで突かれる。2つのグループは少し距離を保ちながら、このエリアで一日 中餌を食べていた。 マガンにレンズを向けると、スズメの群れが横切った。望遠から広角にレンズ を換えて環境写真も押さえる。左に三開山、右に下鉢山*、その麓を六方川が流 れる。西の風景は蘇武岳*。土色に同化しているが、右端に3羽のマガンが写っ ている。3羽のマガンのポートレート写真も。 六方川の土手の上からは、久しぶりにコガモにレンズを向けた。 この日、北の湛水田では別の3羽のコハクチョウがいたが、夕暮れ時には13 羽の群れに合流して16羽となっていた。先週までは14羽と認識していたか ら、新たに2羽が加わったことになる。 ※河谷の岡さんのBlogによれば、翌1月24日10時には26羽の観察記録が上がっ ている。 せっかくだから、ねぐらへの飛び立ちを確認するまで待機することに。肉眼で ようやく確認できるほどの暗さ。カメラのISO感度を2000まで上げ、ズームレン ズを手持ちで構え、飛び立ちの動画を記録した。飛行機の離陸のように、群れ は一旦田んぼの一番奥まで歩いて集合し、田んぼを走って一斉に舞い上がる様 子がよく分かる。17時35分、テイクオフ。 【撮影データ】 23/Jan/10 豊岡盆地 D90+VR300F2.8,*VR18-200 |