ヒメウが出ているとの情報で竹野スノーケルセンターを訪ねた。センター前の 磯の二つ岩で、ウミウに混じって羽を休めていた。連日大荒れの海も今日は少 し落ち着いてきた様子。 午後からは好天となり、穏やかな小春日和になった。シノリガモが出たとの情 報が来て再びセンターへ。成鳥オス1羽が二つ岩の後ろを横切って西にゆっく り移動しているところだった。二つ岩のヒメウ(手前はオオセグロカモメ)も 日向ぼっこ。水面から岩に上がるときヒメウの飛翔姿も押さえておく。 シノリガモはセンター西の磯で餌採りに集中し始めた。波間に姿が消されるの と、すぐに潜水するので撮影はままならい。トリミングでなんとか全体が分か るシノリガモ成鳥♂。2007年以来、3年ぶりの観察となった。 しばらく館内でセンター長と会話をする間に、岸近くの磯まで入ってきていた。 無理やり切り出した図鑑写真。シックな色合いの美しいカモである。近寄ると 長く潜って再び沖に出てしまったところで観察終了。 帰り道、竹野川中流でオシドリとヤマセミをチラっと見た。ヤマセミは昨年の 梅雨時に観察した若オスに違いない。冠羽もだいぶ生えて、胸の赤斑も目立つ ようになった。 六方田んぼに戻ると、少し南の雪のない田んぼにコハクチョウ14羽が集まっ ており、観察の車が2台ほど入っていた。ん?と見たらマガンが1羽紛れ込ん でいる。前週末、仲間が6羽のマガンの群れを確認しているが、その片割れか も知れない。口元の白い斑、腹の横縞も出ており、亜成鳥と思われる。よそ者 のちん入が気に入らないらしく、時おりコハクチョウに威嚇されながら夕暮れ まで一緒に過ごしていた。 【撮影データ】 11/Jan/10 豊岡市 D90+VR300F2.8 |