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ハイチュウが目立つ

ハイイロチュウヒ♀
ハイイロチュウヒ♀タイプ (タカ目タカ科/Northern Harrier)
雪の六方田んぼ、畦ぎわでタシギが餌を漁っている。
常駐のコハクチョウ6羽の姿はなし。

南の伊豆地区を回ると、6羽はここの湛水田で羽を休めていた。やがて餌場に
向かって飛び立つ。こちらに向かって助走するシーン。私の真横を低く飛び、
高度を上げながら西に旋回して出石川を越えた。6羽は三木地区の雪のない田
んぼで2番穂を食べて過ごしていた。

一回りすると、畦で捕食中のハイイロチュウヒ♀タイプと出会った。(トップ)
1カットで飛ばれて獲物を下げたまま低く移動し土手のブッシュに身を潜め
た。食痕*を調べると、どうやら獲物はスズメのようであった。この個体も♀と
いうより若♂の感じがするが、正直よく分からない。

今シーズンはハイイロチュウヒが目立つ。広範囲に移動する鷹だから同じ個体
を見ている可能性もあるだろうが、豊岡盆地の複数の観察ポイントで目撃例が
多い。こんな年回りには、しっかりハイイロチュウヒの観察をしてみたいが、
神出鬼没の相手だけになかなか思うようにゆかない。

【撮影データ】 09/Jan/10 豊岡市 D90+VR300F2.8,*SIGMA10mmFE