冬鳥観察の楽しみは猛禽ともう一つ、赤い鳥。山に上がった仲間からオオマシ コの情報が入り、頼まれたオニギリ出前を持って向かう。ポイントではすでに 飛んだ後だったが、熟した赤い実を諦めるはずはなく、待機モードに入る。 やがてアトリが戻り、続いてオオマシコが戻ってきた。込み入った枝の中で実 を食べ続けるので、枝被りの写真しか撮れないのが残念。このオオマシコはオ スの若鳥。単独行動だったが、近くに仲間がいるに違いない。ちなみに、この 赤い実の木はバラ科ナナカマド属のアズキナシ。 一度低い枝に下りたときがシャッターチャンスだったが、これまた枝被り&前 ピン。くちばしを赤く染めながら赤い実を食べ続け、満腹になると林に逃げ込 むといった行動を繰返していた。 稜線の上を何度かタカが飛んだ。尾の長いのはオオタカのようだった。この時 期珍しくノスリも山の上で見た。林の中からはウソの声も聞こえ、赤い鳥の季 節が始まった。 【撮影データ】 23/Nov/09 豊岡市 D90+VR300F2.8 |