百合地に続き、隣接の河谷地区の田んぼでも冬季湛水が始まった。田んぼの水 辺にたくさんの鳥が集まってくる。セキレイの仲間が多い。乾田では警戒の強 いタヒバリも、ここでは餌採りに夢中。ハクセキレイ、このセグロセキレイは 右足を失っていた。こういう鳥をちょくちょく見る。タゲリは30羽ほどの群 れでニャーニャー鳴き交わしている。 湛水田の主人公は何と言ってもコウノトリ。河谷放鳥拠点から放たれ百合地人 工巣塔で毎年ヒナを孵しているJ275♂が餌を追いかけていた。ほどなく連 れ合いのJ228♀が飛来。仲良く行動を始めたが、コウノトリ見物の人が歩 いて接近したため飛び立った。トップ写真はコウノトリのそばをハクセキレイ が飛んだカット。 少し離れたところで、トビがカラスを捕食しているシーンを仲間が狙っている。 やがて骨だけになった獲物をぶら下げてトビがこちらに飛んできた。畑地では チョウゲンボウ♀が一休み。 堤外の円山川ではカンムリカイツブリが大きな魚をくわえていた。 11月22日に田んぼで確認されたマガン成鳥1羽は、カモたちに混じって川 で時間を過ごしていた。六方田んぼでの今シーズンのマガン確認は3度目。 【撮影データ】 21-23/Nov/09 六方田んぼ D90+VR300F2.8 |