真冬並みの寒い朝だった。冷たい北風と雨が続き、チョウゲンボウも身を縮め て佇んでいた。一回りしてから山に向かう。標高500mあたりでも、路肩に は薄っすらと雪*が残っている。スキー場の標高600m以上は真っ白である。 酔狂な鳥仲間がさっそく林道を上がったが、20cmオーバの積雪に阻まれて 引き返したと報告を受けた。今回の寒波、初雪にしては随分と早く、山地にま とまった雪をもたらした。 田んぼでマガン2羽を捕捉中の仲間と合流。ずいぶんと警戒の強い成鳥2羽で、 数枚シャッターを切っただけで(トップ写真)北へと飛んでしまった。今季、 六方田んぼでは2度目のマガンとの遭遇であった。 断続的に強まる風雨の中、20羽ほどのタゲリがやり過ごそうとしていた。 雪を被った山を写そうと構えれば鳥の一群が横切った。拡大してみると、どう やらこの群れもタゲリ。この寒波でかなりの数のタゲリが入ってきた様子。 晴れ間にはタゲリの図鑑写真も押さえておく。 ハヤブサの幼鳥が電柱に止まっていた。カラスに絡まれると、すごすごと逃げ てしまうあたりは、まだまだ子どもである。 夕方、雨雲がとれてようやく晴れ間が広がった。チョウゲンボウが朝と同じエ リアで飛び回っていた。 【撮影データ】 03/Nov/09 豊岡市 D90+VR300F2.8x1.4,*SIGMA10mmFE |