豊岡盆地では先週末からノスリが見られるようになった。この週末、六方田ん ぼ周辺でも数羽を確認した。なかでもこのノスリは愛想よしだった。 少し離れた位置からレンズを向けている間もかなりリラックスしている様子。 ならばと、車を出て電柱の下まで寄ってみた。物珍しそうに見下ろすその顔は、 虹彩が薄黄色の幼鳥。 何枚かシャッターを切った後飛び立つが、300ミリでは近すぎてはみ出して しまう。飛び姿を目で追うと、さっそくカラスに絡まれていた。体が白くて目 立ち、おっとり飛ぶノスリは、いつもカラスの攻撃の的となる。幼いノスリも、 こうして野性の掟の中で鍛えられてゆく。 このところミサゴが常駐している電柱。レンズを向けると、ピョピョと鳴いて こちらに向かって飛び出した。 夕方の田んぼでコチョウゲンボウ♀タイプを確認。非常に警戒が強く、すぐに 飛んでしまった。オオタカ、ノスリ、ハヤブサ、チョウゲンボウ、コチョウゲ ンボウが揃った。冬の声が聞こえると、ハイタカ、ハイイロチュウヒ、そして コミミズクもやってくるだろう。これから、猛禽観察が楽しみな季節だ。 【撮影データ】 17/Oct/09 六方田んぼ D90+VR300F2.8 |