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アカネの産卵

アキアカネ
アキアカネ* (トンボ科)
朝の田んぼ巡回、遠くをハヤブサ系が高速飛翔しているのを見る。チョウゲン
ボウだろうと思った。やがてカラスの群れに突っ込み、もう1羽のハヤブサ系
と合流した。こちらはハヤブサだろうと踏んだ。写真同定を行うと、2羽とも
ハヤブサの幼鳥だった。餌場となった田んぼで狩の訓練中なのだろう。

小さな湛水田があって、カモの隠れ家になっている。近寄ると一斉にカモが飛
び立つ。カルガモにコガモが混じっている。

堤外では愛想のよいノビタキがいた。オギの茎に止まる後ろ姿。まあ、しか
し、こんな写真は何枚撮っても惰性でしかなく、面白くもなんともない。

赤石の堤外を見て回る。ヨシの中からコヨシキリの声がするが、姿を見つける
ことはできない。車のフロントガラスに飛んできたクルマバッタモドキをガラ
ス越しに撮っておしまい。六方の水路ではハクセキレイ若が水浴び中。

刈田の水たまりではアキアカネが産卵を始めた。稲刈りを待っていたトンボが
田んぼで産卵する。あたりまえの自然の循環がここにもある。タンデムのアッ
プを望遠で撮るが面白くない。魚眼に付け替え、田んぼに身をかがめて超接近
撮影したのがトップ写真。アキアカネの産卵環境がよく分かる1枚となった。

【撮影データ】 27/Sep/09 豊岡盆地 D90+VR300F2.8,*SIGMA10mm