豊岡盆地の稲刈りも大方終わった。刈田にコウノトリの姿が再び目立つように なった。今季の野外繁殖も順調に進み、現時点で36羽が野外で暮らしている。 豊岡から旅に出ている連中もいたり、郷公園に入り浸りのグループもいたり、 それぞれの個性の中での野性復帰である。 これは伊豆の個体。いつまでも役目を終えた発信機を背負っている。1年ほど で紐が切れ、自然に脱落するという目論見だったようだが、取り付けられた多 くの個体に残ったままである。コウノトリの野性復帰は、地域への定着という 課題に向かってゆくのだろう。残された問題も多い。 用水路にクサシギを見つけた。小雨の中で餌採りに夢中だった。 【撮影データ】 22/Sep/09 豊岡盆地 D90+VR300F2.8x1.4 |