今期最後の夜遊びは、クモ男イッコウ氏を迎えてのスペシャルナイトとなった。 知識の浅い私などは、とりあえず撮ってから、あとで写真同定するという手段 をよくとる。イッコウ先生がそばにいれば、その場で即座にクモの名前が返っ てくるから嬉しい。 カラスゴミグモ、ビジョオニグモはいずれも初撮影。フクログモspはイッコウ 先生でも同定不能。生殖器を顕微鏡で覗かないと分からないそうである。 アカイロトリノフンダマシが残っており、これから網を張ろうとしているとこ ろだった。 お目当てのムツトゲイセキグモは4頭を確認したが、1頭は卵のうのそばでじっ としたまま動かず。1頭は2m以上の高い位置で捕食中。残り2頭は投げ縄を 出していたが、風が強く撮影には適さなかった。続きはまた来年の夏に。 オオトリノフンダマシは高い位置で2個の卵のうを守っていた。 ナガコガネグモはカメムシを貪り食っていた。 昆虫ではウラナミシジミ、蛾の一種、クサカゲロウなどにレンズを向けるが、 この季節になるとさすがに虫も少なくなってきた。 最後に面白いクモを見せてもらった。チリイソウロウグモ(トップ写真) クサグモなどの網に居候する。卵のうを一つぶら下げていた。アップで見ると なかなか美しいデザインのクモなのであった。 【撮影データ】 19/Sep/09 豊岡市 D90+SP90MACRO |