早朝の伊豆地区、巣立ったコウノトリ幼鳥が餌を探していた。抜け落ちた風切 のまま巣立ちした3羽目も、不自由な翼で生活を続けている様子。田んぼの稲 穂が日ごとに大きくなっている。そんな田んぼにセッカの声をよく聞くように なった。 出石川の新田井堰の工事現場は、左岸寄りにバイパス水路が切ってある。増水 して流れの早い水路沿いにはサギが集まってくる。ゴイサギ幼鳥、ダイサギ、 アオサギ。 ダイサギが漁場と決めているポイントは人気があって、ゴイサギやアオサギが 寄ってくる。別のダイサギがやってくると、小競り合いが起こる。 ゴイサギの子どもは雑魚専門の様子だったが、ダイサギとアオサギは鮎を狙っ ていた。小ぶりな鮎ばかりだったが、早瀬を泳ぐ鮎をしっかり目で捕捉するや、 クイックアクションでくちばしで捉える。 小雨のぱらつく中、長い時間サギの鮎漁を観察していた。隣接する東浦ビオトー プは冠水後の泥の海状態。コウノトリが足をとられながら餌を探していた。 サギのように川漁ができないコウノトリはハンディが大きい。ちなみに、7月 の長雨の影響で今年の鮎は不漁だそうで、人間の口にも入りにくい。 【撮影データ】 13/Aug/09 豊岡盆地 D90+VR300F2.8x1.4 |