トップろっぽうフィールド日記>このページ

カワセミと遊ぶ

カワセミ
カワセミ (ブッポウソウ目カワセミ科/Common Kingfisher)
日曜の朝も昨日のポイントに出てみる。ヤマセミ少年が木橋の上で魚を食べて
いるところだった。今朝は愛想が悪く、食事もこちらに背を向けたまま。食べ
終わると2度ほど軽いダイビングを試みたが、獲物はとれず。飛び出してその
まま下流に消えた。

ヤマセミが去るとカワセミが飛んできた。どうもヤマセミとカワセミは折り合
いが悪いらしい。木橋の上には吸水のためか、シジミチョウがたくさん下りて
いた。裏が白く表が青いのでルリシジミっぽく見えたが、遠くてわからない。

この2羽、片方は下面の橙色が汚れており、幼鳥である。もう1羽はどうやら
親鳥であるらしく、その後の観察から、餌採りの指導でもしているように見え
た。

水面近くに止まり木があるせいか、漁に未熟なせいか、ホバリングを見せるこ
とは殆どなく、止まり木から直接ダイブを繰り返した。入水の瞬間ドボン水中からの飛び出し。それにしてもノイジーな写真のトリミングは汚い。

何度か餌採りのシーンを撮るうちに、餌をくわえて飛び出す瞬間が写った。
瞬膜がまだ閉じられている様子がわかる。次のカットではもう瞬膜は無い。

カワセミのダイビングシーンを撮るのに、いろいろと仕掛けてやっている人も
いる。暑い中、蒸し風呂ブラインドに篭って待つなんてのは、私には一生出来
そうもない修験者の業である。9時過ぎには俄かに大雨となり、この日の観察
を終える。

【撮影データ】 26/Jul/09 豊岡市 D90+VR300F2.8x1.4