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春のマガン

マガン
マガン (カモ目カモ科/White-fronted Goose)
桜が咲いた。花見の週末、土曜日はあいにくの雨模様。天気はゆっくり回復し
て行ったが、夕方まで晴れることは無く、肌寒い一日となった。

毎年4月第1週の週末は、ノビタキ初認を期待して河原を回ってみるのが常。
到着はまだのようだった。シメツグミカシラダカ、冬鳥の渡去の群を見る。
河原ではキジが繁殖期を迎えている。

盆地南の川沿いを巡回。ヌートリアの巣穴がいくつもあいている。水防上の問
題が由々しい。困った連中だ。

午後遅くになって、六方田んぼを巡回中の仲間からマガン情報が飛び込んだ。
合流すると、飛んで見失ったとのこと。手分けして捜索にかかると、すぐに3
羽を見つけた。そのときのファーストショットがこれ。警戒心が強く、50m
以内には寄れない。飛んではタネツケバナの田んぼを選んで下りた。

この3羽、島根県での越冬ファミリーだろう。成鳥1羽と、残り2羽は若い個
体だった。トップ写真、堤防越しに豊岡の市街地が望め、六方田んぼで羽を休
めたことが伝わる1枚。コウノトリ巣塔の上を飛ぶ姿も当地ならでは。

この冬はマガンとの出会いが無かっただけに、思いがけず北帰行組が立ち寄っ
てくれたのは嬉しい。

【撮影データ】 04/Apr/09 豊岡市 D90+VR300F2.8x1.4