娘Kがボーイフレンドを連れてお盆帰省した。ミスチルの桜井君似のイノピー
君は海で遊んでから実家に戻って行き、入れ替わりに5月連休にもカヌーを漕
いだヨシ君がやってきた。そのときの約束どおり、今回はタッちゃんがメイン
ゲストのカヌー遊び。
買出しを済ませ4人で艇庫へ。Kとタッちゃんはキィウィ2に、ヨシ君はワン
ステップアップでソロのトルネード、私はいつもの母船キィウィ2。草ぼうぼ
うの道を河原へ下り、まずは何年分かの砂埃が堆積したトルネードを洗浄。
2艇をエントリーさせて後に続く。鮎タビに履き替えようと足元を見ればヤマ
ビルが食いついていた。いよいよ当地でもヤマビルが当たり前に出てくるよう
になったようだ。吸血される前に払い落として今回はことなきを得た。
2度目のヨシ君には、ソロ艇のコントロールについて説明。初体験のタッちゃ
んにはパドリングのツボを伝授。工学部出身の彼には力学的説明を行ったが、
すぐにコツをのみこんだ。短いウォーミングアップで、ダウンリバーを開始。
台風の雨で水量は十分。曇り空の天気は気分的にはイマイチであるが、真夏の
カヤッキングにはこれくらいでよい。ムシムシの地上とは違って、水の上は実
に心地よい空気が流れている。パドラーの表情も自然と緩む。
地味なカモが一羽飛んだ。下りた場所にゆっくり近寄って確認すると、予想通
りオシドリ♀であった。飛び立ちものを流し撮り。
神鍋山の溶岩壁では成り立ちを説明。鏡のような水面をチャプチャプと進む。
今回も専属カメラマン随伴なので、陸からの記念撮影も抜かり無くである。
工賃は一緒に食べるお昼のラーメンだからお安いもんだ。そのY氏が撮ってく
れた最初のカット*。
井田神社の船着場でランチタイム*。新発売のサントリー・オールフリーという
ノンアルコールを試してみたけど、これはイケる。アルコールゼロ、カロリー
ゼロ、糖質ゼロのオール・フリー飲料、売れている理由も納得できた。茹でた
ウィンナーがうまい。愛妻オニギリがさらに美味い。仕上げのカップ麺がこれ
またカヌーには欠かせない。Y氏に記念撮影*してもらって後半戦へ。
鶴岡橋を越えた左岸のケヤキ林で折り返す。淵で記念撮影。レンズを向けると
必ずパドルを構えてポーズするのがおかしい。折り返して鶴岡橋*を漕ぎあがる。
ゴイサギの子どもが不思議そうに我々を見ていた。溶岩壁を過ぎると、日置橋
の上からY氏がレンズを向けていた*。まったく風波もない、鏡面の上を滑るよ
うに行くフネの様子が分かるだろう。
橋を通過して上流に抜けたカットがトップ写真。私はここでペットボトルのブ
イに繋がった紐を手繰って、仕掛けてあるカニ籠を上げてみた。モクズガニの
代わりに大物のスッポンが入っていてビックリ。このままでは溺死してしまう
けど、元通りに籠を沈めておいた。
さて、すのーべる淵への漕ぎ上がりは無理であり、ここで初めてフネを下りて
短いライニングダウンを行う。淵の岩陰から2艇を迎える。Kとタッちゃん艇、
息の合ったパドリングに見えるが、実のところ、Kは最初と最後でパドルを入
れただけで、あとは全部タッちゃん任せ。はてさて、人生のナビゲートも任せ
ているのかな? 仲良し3人は最後のパドリングを楽しんでこの日の川遊びを
終えた。
次の機会があれば、ロングのダウンリバーを一緒に楽しみたいものだ。今度は
ボーイフレンドだけじゃなくって、ガールフレンドも一緒というのが、オジサ
ンたちには嬉しいのだけどね。
※撮影:D90+VR18-200+CPL、*Mr.Y氏撮影
【 行動日 】2010年8月14日(土)
【 河 川 】円山川
【 流 域 】兵庫県北部
【 コース 】すのーべる淵〜鶴岡橋(往復)
【漕行距離】5km
【 天 候 】くもり
【メンバー】娘K+タッちゃん on Keowee2、ヨシ君 on Tornade、
たじまもり on Keowee2
【 タイム 】すのーべる淵12:20…井田神社13:00-13:40…鶴岡橋下流13:55
…すのーべる淵14:45
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