![]() コシアカツバメの巣
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ツバメの去る季節になった。盆あたりから、円山川のヨシ原ではツバメのねぐら入りが続いている。 二階の職場の窓からは、軒下に作られたコシアカツバメの巣がよく見える。週末のガラス拭きをしていて、頭上の巣を一度写真に撮っておこうと思い立った。 コシアカツバメは、普通のツバメより遅く渡って来て、遅れて南に帰る。毎日窓越しにコシアカツバメたちの仕種を眺めるが、今の季節になるとやはり動きが慌ただしいような気もする。 彼らはねぐら入りをしないらしいが、どこでどのようにして眠っているのだろうか。 さて、この写真を見ればいくつかのことが分かる。まず気付くのは、まるで地層のように土の色が段々になっていることだ。これは、コシアカツバメの巣作りの作業が、一定期間ずつ、違う場所からの土を運んで行われたことを物語っている。 また、当然のことではあるけれど、一つの土の塊の大きさがだいたい同じであり、コシアカツバメが何百回となく土をくわえては積み重ねていった様子が分かる。 一個所から化学繊維のゴミが垂れ下がっている。くちばしに土を含むとき、その土地に捨てられていたゴミも一緒に拾ってきたのであろうか。 この巣が作られて確か2・3年は経つが、崩れる様子もない。家主が留守の間はスズメが不法占拠する。毎年春には、帰ってきたコシアカツバメとスズメの巣を巡っての攻防が見られる。今年巣立った雛も、仲間と一緒に南に渡る日が近い。 |