柳まつり(豊岡市)

01-02/Aug/1998


豊岡おどり

豊岡おどり(8月1日)

毎年8月1日、2日に開催される豊岡市の柳まつりは、夏の風物詩として私の幼い頃の記憶から毎年重なってきた。メインストリートの大開通りを練り歩く「豊岡おどり」は、 水前寺清子のかん高い声と軽薄な囃子に乗って、沢山の踊り連が汗を流す。私はどうしてもこの歌が好きになれないし、そのメロディに合わせて踊ろうとも考えなかった。

久しく見ることの無かったこの踊りを今年は家族で見に行った。相変わらずのメロディは騒々しいだけだったが、踊る人たちを見ると何故か胸が躍った。 妻たじまも同じ感想を持ったようで、「来年はいつもお誘いのある団体で踊ろうかな」だと。「踊る阿呆に見る阿呆…」、祭はやっぱり踊って阿呆になるのが良いと思うようになった 自分達は、やっぱり歳をとったのかなとも考えたりする。私も来年は踊る阿呆になろうか。



花火大会

花火大会(8月2日)

柳まつりのフィナーレは円山川堤防から打ち上げられる花火大会である。この花火が上がらないと豊岡の夏は始まらない。今年は家族で堤防の上から花火を楽しんだ。

大玉、尺玉のアナウンスに続き、ドド〜ンという音が空気を揺らして体を包み、大輪の花から尾を引いて地上にオレンジの光の筋が落ちる。どよめきと拍手が沸き起こり、 次ぎの花火がまた夜空を焦がす。

今年は不景気を反映してか、毎年大きな仕掛け花火のスポンサーである企業もずいぶん規模を縮小した。不景気の陰は花火にも現れる。来年はどんな花火になるだろう。 派手な仕掛けや大玉で賑やかな、景気の良い花火大会だとよいが。

左の写真は2枚の画像を合成したものである。手持ちで撮ったのでブレてはいるが、雰囲気は伝わるかな。