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渡りの中継地


ノゴマ(スズメ目ツグミ科)
豊岡盆地の、特に円山川下流域のヨシ原一帯は、渡り鳥の中継地として利用度
が高いことが、環境省による標識調査によって明らかになっている。10月半
ばのこのエリアは、潜行性の高い渡り鳥が深いヨシ原の中で息を潜めている。

オオムシクイがチョロチョロと見え隠れする。最初はウグイスかと思い、その
次にメボソムシクイかと思い、最終的にオオムシクイに落ち着いた。スズメウ
リの実をかき分けてオオムシクイが顔を出した。上からのカットで特徴が分か
るだろうか。いずれにせよ、鳴かない時期のムシクイ科の識別は難度が高い。

ノビタキの通過もピークを過ぎようとする頃。ヨシの枝から飛び出して空中の
虫を捕まえる。セイタカアワダチソウの上で。

ノゴマが出てきた。尾羽を上げる羽ばたきフォトジェニックなノゴマ。
複数個体のノゴマがブッシュの中を出入りしている様子が観察できた。

運動公園ビオトープではハマシギが1羽いた。内陸部に入って来ることは少な
いので、最初はサルハマシギの冬羽と思って見ていたが、普通のハマシギに間
違い無かった。

【撮影データ】17/Oct/19 D500+VR300mmF2.8