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マナヅル越冬記録


マナヅル(ツル目ツル科/White-necked crane)
昨年晩秋の11月25日に、京丹後市久美浜町の水田で飛来確認したマナヅル
は、およそ1ヶ月の間、非常に狭い同エリアに留まり続けた。私の同個体の最
後の観察は12月26日。

年末に9羽のコハクチョウが豊岡盆地の伊豆地区に飛来したので、帰省中の孫
に白鳥を見せようとポイントに出向いた。そこで発見したのが、久美浜町にい
たマナヅルだったのだ。マナヅルはコハクチョウに混じって、落ち着いた行動
を見せていた。

以降、カメラマン等の押し寄せを警戒し、ネットでの情報発信を控えてきた。
2月25日朝が私の最後の確認となり、翌日以降マナヅルの姿を見ることがな
かった。2月25日に渡去したものと考える。以下、継続的に観察してきた、
当地でのマナヅルの越冬記録写真を公開する。

▼12月29日
・伊豆地区でマナヅル初認。

▼1月7日
・伊豆巣塔近くの湛水田で踊るマナヅル。
・水浴するマナヅルと背景の伊豆巣塔の繁殖ペア。

▼1月12日
・コウノトリと2ショット。

▼1月17日
・マナヅルと一緒にコウノトリ、コハクチョウ、マガン、トモエガモ。
・マナヅル、コハクチョウ、マガン、トモエガモ。

▼1月20日
・コハクチョウとマナヅル。

▼1月21日
・夕刻、コハクチョウがねぐらに向かって飛びたつが、マナヅルは同じ湛水田
 をねぐらとして利用し続けた。

▼1月24日
・トラクターを背景に飛ぶ。

▼1月26日
・少し積雪があった。

▼2月2日
・伊豆地区で農作業が行われると少し北の下鉢山の田んぼに移動して採餌。
・旧カントリーエレベーターと来日岳を背景に。
・日没後は伊豆地区湛水田に戻る。

▼2月14日
・畦道を歩く。
・突然踊りだす。
・首を長く伸ばす行動もよく見せる。

▼2月23日
・湛水田の上を低く飛ぶ。
・豊岡中核工業団地を背景に飛ぶ

▼2月25日
・伊豆地区でマナヅル終認の朝。

【撮影データ】29/Dec/18-25/Feb/19 D500+300mmF2.8,18-400mm