雪のちらつく朝の冬期湛水田にウミネコが1羽入っていた。海から20km弱 のポイントでも、こうしてときどきカモメ類が遊びにやってくる。海方面を巡 回。ハジロカイツブリ、ハマシギ、ウミアイサなどをチェック。 ウミアイサのメスとホオジロガモのメス。 ウミアイサのオスとホオジロガモのオス。 オオバン、ホオジロガモ。背景を入れて。 牡蠣筏を望む岩礁にカワウ。今期の久美浜牡蠣は不漁のようだ。 海から山へ。海川山がコンパクトにまとまっている当地ならではの、ダイナミ ックなバードウォッチングである。山際の巣塔にはコウノトリ。この2羽はメ ス同士のカップルで、昨シーズンは産卵後も長く抱卵を続けていた。地元の方 が寄ってこられてしばらく情報交換をする。この巣塔でのヒナの誕生を心待ち にされている。 谷を詰めて渓流域に入ると、ここでは初めて見るカワアイサと遭遇した。 沢を遡るカワアイサの行動は興味深い。オシドリの領域に、本川の中流域で暮 らすカワアイサが遡上してきたのは、やはりヤマセミと同様の餌を求めてのこ とだろうか。カワアイサ♂の飛翔。 遠くにヤマセミが見えた。メスだった。先日はオスをこのエリアで観察してい るので、繁殖ペアの可能性が高い。 夕暮れ、帰り道にいつもの湛水田に寄る。マガンにレンズを向けると、飛んで しまった。続いてコハクチョウ9羽もねぐらへと飛び立った。彼らも渡去の時 が迫っている。 最後にコウノトリの飛びたちを見て上がり。 【撮影データ】17/Feb/19 D500+300mmF2.8,18-400mm |