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トモエガモ


コハクチョウ、マガン、トモエガモ(カモ目カモ科)
南の冬期湛水田は越冬中のコハクチョウ9羽とマガン2羽の餌場として定着し
てきた。マガンは少し警戒が弱まったものの、やはり寄りすぎると飛んでしま
う。水辺で採餌するコハクチョウとマガンの向こうでは、コウノトリが餌を探
している。

そんな平和な光景を破るようにシギかチドリのような群れがあたりを飛び回っ
た。トモエガモがカラスに追われているところだった。振り切って湛水田の中
に着水するトモエガモ。コウノトリの前をオス3羽とメス3羽のトモエガモ。

しつこいカラスが攻撃の手を止めずトモエガモが飛び立つ。オスの顔の巴模様
が美しい。体の大きさや翼鏡の感じはコガモに似ている。ようやくカラスも飛
び去りトモエガモが落ち着いた。マガン、コハクチョウ、トモエガモ、いずれ
も兵庫県レッドリストのCランク種である。メスはくちばし基部の白斑が識別
ポイント。

日が暮れるとコハクチョウが飛び立つ。2羽のマガンも追いかける。長い滑走
のあと空中に飛び出す高度を上げ、旋回して北に進路をとり広域農道の上空
をねぐらへ向かって行った。

【撮影データ】17/Jan/19 D500+300mmF2.8