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春の再会


サンカノゴイ(ペリカン目サギ科)
河口のワンドに寄ってみる。渡ってきたばかりのイワツバメが水面を高速で行
き来している。腰の白くないツバメも混じっている。ツバメが帰ると、いよい
よ春が身近に感じられる。

少し前から巣作りを始めていたアオサギの繁殖ペアの、営巣が本格化している。
婚姻色に変わったアオサギが交尾を繰り返し、産卵期を迎えている。
目立つ場所で巣を守っているアオサギ。

そんな写真を撮っていると、先客の男性が声を掛けてきた。すでに渡去したも
のと思っていたサンカノゴイがいると教えてくれた。なるほど、前回の観察時
よりも近い距離のヨシ原にサンカノゴイがいた。しばらく二人で一緒に観察を
続ける。

欠伸をした。首を思いっきり伸ばして、頭を水中に浸ける。クイックに動いて
捕まえたのは特定外来種のブルーギルだった。この水域には多く生息している
様子。こちらに近寄ってきた。ブルブルと水切り。雨が強くなって相手の動き
が止まり撤収。

すっかり少なくなったバンの姿も目撃した。

【撮影データ】22/Mar/18 D500+VR300mmF2.8