仲間が河口のヨシ原でサンカノゴイを見つけたと知らせてくれた。休日になり、 雪が多くて今シーズンは出向くことを控えていた河口近辺に向かう。雪解けが 進んだヨシ原では、すでにアオサギが営巣準備を続けており、巣材を運んでは 器用に編み込んでいる。 ミコアイサがいた。きれいなオス1羽が5羽のメスを引き連れていた。 本流ではカワウが群れており、カイツブリが近くで潜った。 ハジロカイツブリが近寄ってきた。パタパタ。赤い目の正面顔 ターゲットを見つけられない間、コウノトリが飛来したり、近くの木にエナガ やシジュウカラが寄ってきた。 諦めて車内でぼんやり過ごしていると、遠くのヨシ原の中を動くモノが視界に 入った。見つけた! サンカノゴイは定位置を中心に、細長く突き出たヨシ原 を左右にゆっくり動いては、獲物を見つけると俊敏に反応した。 同じ動きを繰り返すばかりで時間が過ぎてゆき、ようやく隠れ家の外に出てき た。前かぶりのヨシの後方でサンカノゴイが左に動き出す。ようやく前かぶり が薄くなったところで撮影できたサンカノゴイ。ヌートリアが昼寝をしている 前を忍び足で通り過ぎ、深みを渡ってヨシの茂みの中に紛れて見失った。 何年ぶりかのサンカノゴイ観察だった。 少し上流の河川敷でノスリにレンズを向ける。派手なバスを背景に入れたら、 城崎温泉と東京ディズニーランドを結ぶ全但バスの長距離定期便だった。 ノスリの別カット。 百合地巣塔では抱卵が始まり、隣りの河谷巣塔でも若いペアが寄り付きだした。 越冬コハクチョウ3羽も、渡去のタイミングを待っている。 【撮影データ】25/Feb/18 D500+VR300mmF2.8 |