早い時間で最初の目的を果たしたので、西に移動して堪水田の水鳥の様子を見 にゆくが、ハクチョウはおろか、普通のカモもほとんど見当たらない状況に戸 惑いを感じた。猛禽が出てカモを散らした後だったのだろうか。 池ではミコアイサの綺麗なオスが割りと近くで見れた。メスと一緒に行動して いる。潜水から上がったところで私と目があったので、こちらを気にしながら 遠ざかって行く。ミコアイサ♀のポートレート。♂とは別種のよう。 やがて限界点を越し飛び立って行った。 オオワシのポイントに着く頃は天気はすっかり下っており、雨も時折ぱらつく。 1kmほど離れた場所から、山の斜面の木に止まるオオワシを確認。真っ白な 羽根が冬枯れの中に小さいながらクッキリ目立つ。少しずつ近寄りながら、道 路から重なる枝越しに見上げたオオワシは、昨年観察したのとまったく同じ木 の枝に止まっているのだった。盛大トリミングのポートレート。 トップ写真はデジスコで撮影したものであるが、天気の悪い中での150m程 先の相手はシャッキリと写らない。長い間、同じ姿勢で首だけを時折振るくら いだったが、ようやく姿勢を変え、伸びをし、飛び出して尾根を越えて行った。 夕刻、六方田んぼに戻ると、電柱にそ嚢を大きく膨らませたハヤブサがまった り休んでいた。オジロワシとオオワシを見てきたばかりの目には、ハヤブサは ずいぶん小さな猛禽に見えた。 【撮影データ】15/Jan/18 D500+VR300mmF2.8x1.4 |