朝の六方田んぼ、堪水田にはぐれコハクチョウ1羽。足とくちばしを使って、 クログワイだろう、泥の中の餌を掘り出して食べ続けている。 厳冬期には、お隣の鳥取県までプチ遠征して、2種類の越冬飛来ワシを観察す るのが近年の習わしになっている。北海道のオホーツク沿岸でしかお目にかか れないようなオジロワシとオオワシを、近場で見ることができるからだ。 オジロワシのポイントには昼前に付いた。地元ナンバーのジムニーが1台、カ メラマンが三脚と椅子で長居を決め込んでいたほかに、平日だったこともあっ て観察者は見当たらない。 オジロワシは谷の斜面中腹の桐の太い枝に止まっているのをすぐに見つけるこ とができた。300mmに1.4倍テレコンを付けての手持ち撮影では、遠い相手には 自ずと限界がある。頭部が手前の枝に隠れてなかなか見通せないが、そのピン ポイントでないとレンズを構えることができない。 ときおり振り向くと、鋭いくちばしがよく見える。やがてこちらに向き直り、 採餌のタイミングを見計らう様子。飛び立ち、一旦、谷の奥へと姿を消した後、 Uターンしてこちらに向かって飛んで来た。真上を通過した時の飛翔姿は、名 前の通りの白い尾羽が明瞭で、その凛々しい姿は大型鷲の貫禄に溢れていた。 【撮影データ】18/Jan/18 D500+VR300mmF2.8(x1.4) |