新年が明けても、これといった鳥も出ないまま、1月が半分過ぎた。寒波が下 りてきても、除雪車が出るほど雪が積もらない。今回の雪ももう終わり、明日 から暖かくなるようだ。 近くの田んぼでコウノトリが採餌中。畦道をそのまま進むと飛び去った。 別の田んぼで夢中で餌探しをしていたコウノトリはJ0161。山本巣塔の今年の 幼鳥♂だ。車を止めて観察していると、どんどんこちらに寄ってきた。 パクッ・パクッ。コウノトリの子供たちは、生まれて初めて冬の試練を迎えて いる。 田んぼも林縁も、さっぱり鳥がいない。 アオジ、ノスリ、ハクセキレイ、アトリ 夕刻の六方田んぼ。百合地巣塔に近づいたとき、広域農道の向こう側を白い鳥 の群れが舞い降りてきた。8羽のコハクチョウの群れだった。堪水田に下りた 8羽は幼鳥1羽と成鳥7羽の構成。 雪の北陸から退避してきたのだろうか。堪水田で一休みしたあと、隣接する田 んぼで二番穂を食べ出した。せめてコハクチョウでもこのまま越冬してくれた ら、冬のフィールド観察の楽しみもできる。 黄昏が足早に迫り、百合地巣塔のコウノトリが1羽佇んでいた。 【撮影データ】15/Jan/18 D500+VR300mmF2.8,DX35mmF1.8 |