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秋雨の時期


ツルシギ(チドリ目シギ科)
10月に入り渡り鳥の南下が本格化している。シギ・チドリの渡りは終盤に入
っているが、出石川加陽湿地ではツルシギ1羽を確認。飛翔時の下面は、橙色
の脚と翼裏面の白が目立つ。飛翔時の上面は、尾羽から突き出た橙色の脚と腰
の白いラインが目立つ。ツルシギは、以前は盆地内でも定期的に確認された種
であるが、ここ数年は渡り期の湿地の喪失で飛来がめっきり減っている。

ツルシギ確認の翌日にはアオアシシギ1羽が入ったが、やはり同じ事情で最近
の観察例が減ってしまった。シギ・チドリが好んで中継場所として利用してき
た盆地内の渡り期の湿地再生が課題である。

10月に入って雨が続く。ノビタキの渡りも本格化し、雨をしのぎながら採餌
を続けている。

盆地内で猛禽類の姿をよく見かけるようになった。ハヤブサ飛び出して行く。
チョウゲンボウは複数箇所に常駐するようになった。

オオタカがコウノトリの巣塔の上にいた。やがて強い雨の中をオオタカが飛び
出した。別カットのオオタカハイタカもしばしば出現する。ハイタカ飛び出し。

整備が進む新しい運動公園敷地内にコウノトリが佇んでいた。

【撮影データ】29/Sep-02/Oct/17 D500+VR300mmF2.8