用足しに林道から逸れてブナに林床に入ると、真上でアカゲラがずっと鳴き続 けてその場から離れようとしない。少し飛んだところ。アカゲラの巣が間近に あるに違いないが、子育ての邪魔をせずその場を離れた。 セグロカッコウの声の確認は相変わらず続いている。カカカコと鳴きながら、 頭上高く飛んだセグロカッコウはトリミングしても豆粒。いつか近くで出会う 日も来るだろう。 標高1000mあたりの林道をゆっくり転がしていると、目の前にハトがいた。 右足に足環をした伝書鳩だ。レース鳩かもしれない。飛んでいる最中タカに追 われて逃げ込んだのかも知れない。しばらくして意を決したか、それこそタカ のようなスピードで、谷に向こうへと飛び去った。 【撮影データ】01/Jun/17 D500+VR300mmF2.8 |