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クロハラアジサシ


クロハラアジサシ(チドリ目カモメ科)
早朝着信の鳥仲間からの留守電メッセージを聞く。出石川加陽湿地でクロハラア
ジサシが2羽いるという。午前の用事を済ませ堤防の上で合流。遥か上空を豆粒
の2羽のシルエットを確認する。

見失わないよう豆粒を追ううちに、ようやく飛び疲れたのか、高度を下げて橋の
街灯の上に下りたクロハラアジサシ2羽を捕捉した。1羽はゴマ塩頭と翼に少し
黒い色があるほかは、ほぼ真っ白は羽根をしている。もう1羽は夏羽の黒腹の特
徴が残る。

白い方の飛翔下面
黒い方の飛翔下面
黒い方の飛翔上面

2羽並んで飛び回りながら、獲物を見つけると地上や水中にダイブこの写真で
左上の個体は大きなバッタをくわえている。

空中での獲物の捕捉は、猛禽のようにホバリング姿勢を介さず水平飛行したまま
行う。水中にダイブイン捕獲に失敗このダイブも捕獲失敗ようやく小さなフナを捕まえ、そのまま空中で飲み込んだ。

豊岡盆地での秋のクロハラアジサシ飛来は、2013年10月に次いで3年ぶり。
湿地の回りではツリフネソウが花盛りだった。

【撮影データ】26/Sep/16 出石川 D500+VR300F2.8