刈田の水たまりを見て回る。予想通り、5・6羽のジシギが「ジェッ」と鳴いて 車のすぐ前から飛び立った。飛び去る姿はかなり黒っぽく、たぶんチュウジシギ だろうと目星をつけて付近を捜索。 東に少し離れた湿田でジシギを見つけた。おそらく先ほどのグループの一員だろ う。羽繕いで尾羽を広げ、チュウジシギと確定した。冬鳥のタシギがポピュラー であるが、この時期に見かける黒っぽくて目先がでこっぱち気味なのは、たいが いチュウジシギだと思っている。タシギやハリオシギとの識別は、尾羽の広げて くれないと難しいのだが、今回は識別ポイントがよく見えた。 警戒を解き活動を始めたチュウジシギ。畦の草むらをつついてミミズを捕まえた。 最初の刈田に戻ってみると、水たまりの2羽のチュウジシギが戻って来ていた。 チュウジシギの正面顔。 撮影アングルを変えようと車から出ると同時に飛ばれてしまった。 旋回したあと、隣りの刈田の水たまりに着地した。 休耕田湿地がなくなり、わずかな水たまりを求めて、旅するシギやチドリがひと ときの休息をとってゆく。 【撮影データ】05/Sep/16 豊岡盆地 D500+VR300F2.8 |