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9月の海


チュウシャクシギ(チドリ目シギ科)
月が変わり、いよいよ野鳥観察も秋モードへとシフト。渡りが本格化してくる海
へと向かった。海辺の堪水田ではトウネンタカブシギをチェック。
トウネンとタカブシギ。

畦道をゆくとコバネイナゴがぴょんぴょん飛ぶ。堪水田の縁ではシオカラトンボギンヤンマが産卵行動を繰り返している。

外海は台風10号の影響で大きな波が立ち、サーファーが遊んでいる。
シロチドリが翼を立てて警戒した。

ふと沖を見れば、30羽ほどの鳥の群れが列を組んで西に移動してゆく。やがて
左に大きく旋回し浜に着地した群れはチュウシャクシギだと分かった。この海岸
ではおなじみの渡り鳥であるが、これほどまとまった数のチュウシャクシギを見
るのは初めてのことである。全部で32羽を数えた。

浜に立つ
飛び立ち
右へ飛ぶ
左へ飛ぶ

帰宅後の写真チェックで、実は32羽の群れの中にオオソリハシシギが1羽混じ
っていることが分かった。この写真の右から2羽め、着陸シーンの中央付近に、
下にシャクれたくちばしとは違って、上向きにゆくやかにカーブしたくちばしの
1羽が見つかる。

浜から飛び立った群れが西の海へと消え去った後は、シロチドリがいそしく走
り回っていた。

【撮影データ】01/Seo/16 京丹後市 D500+VR300F2.8