それほど厳しいわけではないものの、名残の暑さが続く。目的の相手との出会い を求めて、今日の午後も溜池に寄ってみる。決まったエリアを巡回パトロールし ていたのはコオニヤンマ。やがて目の前の枝に止まってひと休み。 ヤンマの名があるが、サナエトンボの仲間である。ヤンマは複眼の間が接してい るのに対し、サナエトンボは隙間があることで判別できる。 夏中ここにいるショウジョウトンボとは違った、赤トンボ1頭にロックオン。 翅先端が茶色いのはノシメトンボっぽいが、腹が赤いこのトンボは、リスアカネ である。哺乳類のリスを連想するが、スイスのトンボ学者リスさんにちなんだ命 名だとか。シュレーゲルアオガエルみたいなものか。リスアカネ、なかなか美し いアカネである。飛び出しては同じ枝に戻ってくる。 黄色く色づいた田んぼではツバメが低空で行き交いながら、空中採餌している。 休耕田湿地に集っていたチュウサギが飛び立つ。 【撮影データ】25/Aug/16 豊岡盆地 D500+VR300F2.8 |