残暑の太陽が照りつける午後、コウノトリ、アオサギ、ダイサギ、カワウが出石 川の中洲で一緒に佇んでいた。その少し上流では2羽のコウノトリ。そのまた少 し上流に別の2羽のコウノトリ。堤内圃場では早生種の稲刈りが始まった。 加陽湿地をチェックすると、ワンド入口の石組みの上に見慣れぬ黒い鳥が見えた。 まさかと思いながら何度も見なおすも、やはりクロサギに違いなかった。 クロサギは海岸の岩場を生息地とする海のサギである。数は多くないが、海に出 れば会える相手。そのクロサギを、河口から17km遡った出石川流域で見つけ るのは今回が初めてのことである。 田んぼを回れば、稲穂を西日で輝かせてコウノトリが畦道に立っていた。 JAのこうのとりカントリーエレベーターを背景にコウノトリ。飛びもの。 【撮影データ】23/Aug/16 D500+VR300F2.8 |