朝早くから山に向かうが、森のコーラスを楽しむばかりで、シャッターチャンス は訪れない。アカショウビンの声にうっとりしながら空を見上げれば、1羽のタ カが北に向かって飛んだ。豆粒大になってから旋回を始め、ハチクマと確認でき た。初めて撮影する種であるが、あまりに遠すぎた。 ツツドリがこちらに向かってきた。この角度からのショットは珍しい。頭上をか すめて飛び去り、ブナの枝に止まって「ポンポンポン」と鳴いた。 林道を下り、山麓の高原に立ち寄る。目的はこのカミキリ。ヌルデの葉裏にじっ と止まるヨツキボシカミキリをシーズン初認。 夕刻、市街地林縁のポイントで、仲間が捕捉中のウラナミアカシジミを撮らせて もらう。橙色に黒い縞模様が美しいゼフィルスの一種。 5月も瞬く間に過ぎて、はやくも梅雨の季節に入る。 【撮影データ】29/May/16 D500+VR300F2.8 |