林道際で「ホイ・チョイチョイチョイ」と、特徴的な声で鳴き交わしている鳥が
いる。ようやくその姿を見つけたクロジ。逆光で姿がよく分からないが、ホオジ
ロ科の黒っぽい地味な鳥であるが、なかなかお目にかかれない希少種でもある。
近くでコルリも鳴いているが、どうしても薮の中に姿を見つけることができない。
アカショウビンが遠くで聞こえる。セグロカッコウが小さく聞こえる。クロツグ
ミ、アオバト、アオゲラ、アカゲラ。朝の森は鳥のコーラスで実に賑やかだ。
姿は見えずとも、耳だけで十分に楽しいひとときが過ごせる。
少し移動してブナ林の中。アカショウビンがチラっと見えた。オオルリがいつも
のソングポストで歌っている。サンショウクイが近くに下りてきた。
セグロカッコウの声がだんだん近寄ってきて、すぐそばで鳴きだした。しかし、
とうとうその姿を見ることなく、やがて声だけ遠ざかっていった。最接近時の鳴
き声を録音した。遠くでアカショウビン、アオバトが聞こえる。
※セグロカッコウの囀り
カキツバタの自生地の様子を見てみた。レンゲツツジのオレンジに、カキツバタ
の青が混じる。数は少ないがカキツバタの開花を確認。シカ除けネットが張り巡
らされているが、カキツバタの葉をシカが食べた跡が残っていた。
【撮影データ】19/May/16 美方郡 D500+VR300F2.8