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繁殖シーズン


アオサギ(ペリカン目サギ科)
冬期湛水の水が落とされ、ジル田にツグミが下りて泥の中を漁っている。
六方田んぼ周辺で、北へ移動中のマガンやマナヅルの目撃情報が届いたが、私に
は運が向かなかった。

河口の戸島湿地まで出てヘラサギの飛来状況を聞く。前週始めに1羽が飛来して、
翌日には飛び去ったとのことだった。こちらも、今回はチェックできず。

ヨシ原湿地をチェックしてみれば、アオサギが浮島にヨシを編んで、あちこちで
営巣に入っている。ハシビロガモが陰から出てきた。ハシビロガモ♀が飛び立つ。

足元から飛び出して離れたヨシの枝に掴まったのはオオジュリン。いつもながら、
ヨシ原のとけ込むカムフラージュに感心する。

六方田んぼの百合地巣塔に異変が起こった。昨年は少し離れた電柱の上で営巣を
した息子夫婦に、巣を乗っ取られてしまったというのだ。息子の嫁に執拗な攻撃
を受けたお父さんは、くちばしに怪我を負ってしまった。

夕刻の百合地巣塔には、若夫婦が両親に変わって巣に入っていた。
繁殖年齢に達した独身コウノトリの数が増えてきて、繁殖をめぐる様々な問題を
引き起こすようになった。いよいよ、コウノトリは新天地を目指し、豊岡から外
に出て行ってもらわないといけない状況になってきた。

【撮影データ】14-15/Mar/16 D7000+VR300F2.8