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北へ帰る頃


チョウゲンボウ(ハヤブサ目ハヤブサ科)
当地で越冬した冬鳥たちが、ぼちぼち北へ帰る頃となった。農道を走りながら、
畦道で捕食中のチョウゲンボウを見つけた。黄色い羽の獲物はカワラヒワ。
すっかり食べ終えると、低く飛び出して行った。冬の間、この若オスとは度々
同じエリアで出会った。彼もそろそろ北へ向かうだろう。

追われた越冬コハクチョウ2羽は、先に北に帰って行った模様。後組の親子2羽
は逗留が続いているが、渡去の時が近付いている。

ツグミは繁殖羽に換わり美しくなった。オオイヌノフグリの咲く日当たりのよい
畦際で餌を探している。梢の上からツグミの囀りが聞こえ出し、順番に北へと向
かって行くが、この種は春遅くまで観察することができる。

アトリの群れにも遭遇するが、北帰行の途中の通過群だろうと思う。

ヒバリが盛んに囀りながら、垂直に高く昇ってゆく。
コウノトリが水路から飛び出す。

そんな2月の終わりの風景。

【撮影データ】28/Feb/16 六方田んぼ D7000+VR300F2.8