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雨水の頃


コホオアカ(スズメ目ホオジロ科)
雪が雨に変わる頃、どうやら今年の冬は根雪もなしに終わってしまいそう。20
センチほど降った雪も、この雨でほとんど解けてしまった。六方田んぼを巡回す
れば、コハクチョウが4羽近くにいた。越冬組2羽はいつも追いやられている様
子で、適当な距離を保ったまま、2羽ずつのグループで行動していた。

雨の中、海辺に出てみる。ホシハジロ群れ、キンクロハジロとスズガモの混群な
どにレンズを向ける。

草地にホオジロの仲間が集っている。カシラダカの下にオオジュリン。ちょっと
白っぽいオオジュリンは、シベリアジュリンかと思いながら見ていたけど違った。
近くのヨシにオオジュリンが飛んで来た。オオジュリンのポートレート。
茎に器用につかまりながら、中から虫をつまみ出して食べている。

頬の赤い小さなホオジロが1羽見えたので、ホオアカと思いながらシャッターを
切ったが、後で調べてコホオアカと分かった。私にとっては初物。

同じエリアにカワラヒワが群れていた。冬鳥の亜種オオカワラヒワだが、鮮やか
な黄色が見えると見違えるほど美しい鳥になる。

越冬中のノビタキも撮影できた。温暖化の影響だろう、本来なら南に渡るはずの
鳥が冬でも留まるようになってきている。飛んだところ。

再びの六方田んぼでは、百合地のコウノトリが近寄ってきて車の真横に付いた。

【撮影データ】20/Feb/16 D7000+VR300F2.8