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里に下りてきた


ソウシチョウ(スズメ目チメドリ科)
市内の標高500mの山中で、ソウシチョウを確認したのが昨年秋。初冬には我が家
の裏山からもソウシチョウの囀りを聞くようになった。冬が本格化すると、盆地
周辺の複数箇所の山際で、ソウシチョウの目撃報告が上がった。

その一箇所で、雪の中のソウシチョウを観察することができた。時々短く囀りな
がら、群れで行動を続けるソウシチョウは、雪の白に映えて一際美しい。しばら
く餌を啄むと、群れは次のポイントへと移動して行った。

ツバキが花を咲かせ始め、林床の笹薮からはウグイスの地鳴きも聞こえる。ウグ
イスの生息環境を脅かす悪玉扱いのソウシチョウは、声も姿も綺麗な鳥だけに、
目撃するたびに思いはいつも複雑である。

近くの湿地では、ミヤマホオジロが群れで餌を探しに出てきていた。

【撮影データ】25/Jan/16 豊岡盆地 D7000+VR300F2.8