ここのところ、円山川河川敷のヤナギを昼間のねぐらにしているフクロウ。よう やく撮影チャンスに恵まれた。 込み入ったヤナギの枝が分岐する根元付近に、ダルマさんのようにフクロウがち ょこんと止まっていた。そこに居ると分かっている人でなければ、通りすがりで 存在に気づく人は少ないだろう。 里山に降った雪景色を背景にコウノトリが飛ぶ。低い雲から顔を覗かせた来日岳 をバックにトビが旋回する。ミサゴが飛び込んだが、大物を逃してしまった。 オオタカが飛来し、慌ててマガモやオナガガモが飛んで逃げる。 光がよくなった午後の後半から、再びフクロウの撮影をさせてもらう。目を閉じ ているフクロウは、ときどき物音に反応して薄目を開けたり、グルリと頭を回転 させたり、警戒を怠ることはない。 トップ写真はこちらを向いて目を開いた瞬間。同じシーンの別カットは、瞬膜に 覆われて不気味に見える。日没近く、フクロウが動き出した。前触れもなく唐突 に飛び出して、別のヤナギの木へ移動して行った。日が暮れると、フクロウの時 間が始まるのだ。河川敷には、どうやら沢山の野ネズミがいるようだ。 【撮影データ】13/Jan/16 円山川 D7000+VR300F2.8 |