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初雁はヒシクイ


ヒシクイ(カモ目カモ科)
湾岸の田んぼでヒシクイ2羽と遭遇した。米子水鳥公園のBlogでは、10月1
日にヒシクイ3+マガン1の今期初飛来を伝えていたので、経由地である当地
周辺でもそろそろと思っていたところだ。

右が成鳥、左が幼鳥の、おそらく家族と思われた。警戒心が強くすぐに飛んで
しまった。アップストロークダウンストローク。
湾の上をゆっくり旋回したあと、対岸の岸辺に下りてカワウに混じって羽繕い
を始めた。彼らも宍道湖方面へ向かうのだろう。

ノビタキは沢山見られるようになった。秋に咲くヒマワリ、イヌタデ、エノコ
ログサなどの咲く休耕田で、しきりに虫を捕って食べている。

湾内でカワウがボラを捕食するシーンに遭遇。なかなかの大ボラを、上手に喉
の奥に滑らせて行った。近くの岸辺から「ピオピオ」の聞き慣れた声がした。
2羽のアオアシシギだった。六方田んぼ周辺の湿地がすっかり無くなって、馴
染み旅鳥を内陸で見る機会も減ってしまった。しばらく、アオアシシギに遊ん
でもらう。
黄緑色の脚と少し上反りのくちばし
ピオピオ鳴きながら飛び立つ
上尾筒から背中に伸びた白いライン

アオアシシギが寛ぐ岩場、カンムリカイツブリも初認。

盆地に戻ってポイントを巡回。やはりノビタキがよく目立つ。
イソヒヨドリ♀にもレンズを向ける。

【撮影データ】05/Oct/15 D7000+VR300F2.8