仲間が撮影のために環境整備している、山のキノコを再度チェックしにゆく。 事前に得た情報をもとにポイントを巡回。 タマゴタケ、ウスキモリノカサ、ナギナタタケ、タマゴタケモドキ。 カラカサタケは綺麗に傘を開いていた。魚眼レンズで環境を入れたカット。 林道脇に飛び込んだ鳥が気になって観察を続ける。出てきたのがソウシチョウ。 氷ノ山山頂周辺の笹薮がよく知られた繁殖地で、2013年には蘇武岳山頂直下で 初確認。氷ノ山の山域から村岡の谷を越えて分布域を広げた。今回確認したのは さらに豊岡盆地寄りの標高560m付近。電線に止まるソウシチョウは、いよい よこの特定外来種が但馬の人里まで下りてきたことを物語る。 美しい姿と声をしているソウシチョウは、撮影モデルとしては申し分はないが、 ウグイスなどの在来種を駆逐する危険性が指摘されており、日本の侵略的外来 種ワースト100にリストされている。 山を下りる途中、ミズキの大きな木の下で車を止めると、キイロスズメバチの 綺麗な巣を見つけた。この日、稲刈りが行われていた棚田に立ち寄ってみる。 電気柵にたくさんの赤トンボが止まっており、ジョロウグモの餌食になったも のもいた。 そよ吹く風に香ばしい匂いや甘い匂いが混じりだし、収穫の秋が日ごとに深ま ってゆく季節であ。 【撮影データ】14/Sep/15 豊岡市 D7000+VR300F2.8,60mmMACRO, 10mmFE |